アトピー性皮膚炎について　①

今日はアトピー性皮膚炎について病院の先生に教えて頂いたこと、自分で調べたことをまとめてみました。悩んでいらっしゃる方の何か一つでも参考になりましたら幸いです。

アトピー性皮膚炎ってどんな病気？

• かゆみを伴う皮膚の病気。半年以上続いたら要注意。（乳児は2ヶ月以上）
• 赤み、皮膚のザラザラなどの症状
• 体に左右対称の湿疹ができる（顔の頬、口周り、首、脇の下、肘、膝の内側、太ももの付け根）

かゆみのある湿疹が繰り返しできる

炎症が起きる原因

バリア機能が壊れた皮膚からアレルゲンが侵入し刺激するとかゆみが抑えられない状態に💦

症状が悪化する原因

イッチスクラッチサイクル

①かゆみが強くなる→　②爪で掻く→　③皮膚が傷つく→　④炎症が起きる→　⑤炎症が悪化する　→①へ戻るのサイクル

かけばかくほどかゆみに敏感な体質になる

①爪でひっかく→　②痛みで神経回路を制御→　かゆみ＋ひっかくことで収まる（セットになる）

①爪でひっかく→　②皮膚が傷つく→　③少しの刺激にも敏感,さらにかゆい→　④ひっかく→悪循環

アレルギーマーチ

乳幼児期にアトピー性皮膚炎を発症している子が成長してから気管支喘息、アレルギー性鼻炎など発症する事がある。成長に伴い別のアレルギー疾患が現れることをさします。個人差がありアレルギーをもっている子どもの全員に見られるわけではありません。

乾燥肌　➡　バリア機能低下　➡　大量のIgE抗体、アレルゲン増加　➡　色々なアレルギー発症

初期に気づき、早めの診断・治療で適切な治療と管理により症状をコントロールしていくことにつながります。

大人になってから急にアトピーになることもある　

成人型アトピーの特徴

• 成人してから突然発症　　　
  もともとアトピーの素因を持っていたが発症していなかった。ストレスや環境の変化により発症。
• 幼少期に改善したが成人後に再発
  小児アトピーが自然治癒したがストレスや環境の変化が引き金となり再び症状が悪化。

原因

環境・食生活の変化や喫煙、精神的・身体的ストレスなどで起こります。
また子供の頃アトピーでなかった人も突然発症することも増えてきているようです。

アトピー性皮膚炎　②に続きます。